Archive for August of 2007

映画 『それでもボクはやってない』

August 16, 2007
毎度、建設・建築業・職人の求人情報サイト職人さんドットです。

お盆期間中どこに行く事もできず、せめて映画でも観たいと

おもい、社会派の『それでもボクはやってない』をレンタル

してきました。『Shall We ダンス?』の周防正行が監督を

したということで、公開当時からかなり話題になった作品

です。

さて内容ですが、痴漢冤罪事件を通して、日本の刑事裁判

の抱える問題点を描いています。ただ私はこの主人公、映

画を見ている限り冤罪ではなく、犯人のような気がしてなら

なかったです。容姿、喋り方、それらによって醸し出される

雰囲気は、かなり犯人に見えました。主人公が犯人?と

思いながら見ていると、映画が描こうとしている冤罪事件

ではなく、姑息に罪から逃れようとしている真犯人の姿が映

し出されているようで、正直腹立たしく感じてしまいました。

だから最後のシーンまではかなり不満でしたね。

冤罪を立証してくれる人物が登場し、「あー、やっぱり冤罪

かー」と思って判決のシーンがきました。裁判長の判決は

『有罪!』 「えっ!!」って感じです。思わず主人公に同情

してしまいました。正直これ以上の証拠を出すのは不可能

でしょう。と言うことはいくら上告しても有罪ってことです。

最初のシーンで弁護士がたとえ痴漢をしていなくても、あと

あとの苦労を考えると、罪を認め略式起訴で済ませた方が

良いのではと勧めていました。もししてもいない罪を認めろ

と言われたらきっと拒否するでしょうが、こういう結果になる

可能性を知ってしまうと、躊躇してしまうかもしれません。

真実はひとつと思って裁判をすると、とんでもない目に合う

という事がよく分かりました。

大変良くできているのですが、決して娯楽映画ではなく、か

なり考えさせられる作品です。その辺のところの覚悟ができ

る方なら、お薦めします。

それでもボクはやってない