Archive for September of 2010

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

September 24, 2010
毎度、建築・建設業・職人の求人情報サイト職人さんドットです。

いま書店のビジネス書コーナーに行くとかならず山積みされている

『 スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 』 を読んでみました。



天才的と言われているスティーブ・ジョブズのプレゼンを参考にしながら

その極意を分かり易く解説されています。

・ 構想はアナログで。

・ 3つの項目にまとめる。

・ シンプルなメッセージに。

・ 専門用語だけでなくあいまいな言葉も使わない。

・ 自然な話し方をしたければ練習あるのみ。

・ 5回以上の通し練習と質問への充分な準備。



特に強調されていたのが、“準備”と “練習” 。

プレゼンをするまえにはもちろん“準備”のために様々な資料を

集め、研究します。 その量は相当なものとなりますが、実際

プレゼンでは時間も限られている為すべての内容をお話することは不可能。

そこで大切になってくるのがその内容をいかにシンプルにまとめるか。

ここがたいへん重要であり、“準備” の大きな目的でもある。




Youtubeなどで実際に行っているジョブズのプレゼンをみてみると

普通に話をしているような、それでいて驚きとユーモアを含んだ

しっかりとしたストーリーとメッセージが込められている。

これができるのもすべて “練習” の賜物なのだそうです。

“練習”を充分にしているからこそ、簡単そうに見せることができるそうです。

簡単そうに見せる事もプレゼンでは重要なことだそうです。

※これって難しいですよね。



プレゼンをした事のある方、またこれからする予定のある方はぜひ一読を。

たいへん勉強になるかと思います。

それと動画サイトなどで実際のプレゼンも観られたらよいかと思います。



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『孤島の鬼』 江戸川乱歩

September 10, 2010
毎度、建築・建設業・職人の求人情報サイト職人さんドットです。

どうも江戸川乱歩に嵌ってしまったようです。

『江戸川乱歩短編集』 を読んで、ちょっと嵌りそうだなあと感じて

いましたが、今回長編作品 『孤島の鬼』を読んでそれが的中してしまいました。

この作品は江戸川乱歩の代表作と言われているだけあって、とにかく良く

できています。 軽い気持ちで読み始めたらもう止まらない。

一気に3/4ページ読んでしまいました。



前半推理小説、後半は冒険小説という内容になっているのですが

どちらの展開も面白い! とくに後半の冒険小説はハラハラドキドキ。

まさか昭和5年の作品でこのような感覚になるとは。恐るべし江戸川乱歩!

もちろん放送禁止用語、偏見差別など現代ではタブーとされている

表現が満載です。映像化するのはさすがに難しいでしょう。



この作品を読んでちょっと思い出したことが。

幼少のころ、西宮神社の十日戎に行くとお化け屋敷といっしょに

必ず見世物小屋がありました。 人間ポンプに蛇女、カニ男など。

前に出ているおどろおどろしい絵に釣られてついつい入ってしまった。

そして中で見たものは・・・。

いま思い出すとなんとも言いようのない気持ちになります。



ダークサイドな部分はありますが、本当に面白い作品です。

ぜひ一読をお薦めします。 時間を忘れて読み込んでしまいますよ。

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『江戸川乱歩短篇集』

September 03, 2010
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先日はじめて江戸川乱歩の小説を読んでみました。

江戸川乱歩といえば怪人二十面相などの少年向けの作品が必ず

小学校の図書館においてあり、どうも私はあの挿絵が好きになれず

一度も読んだことがありませんでした。



あれから数十年、映画が好きで江戸川乱歩原作の作品をいくつか観る

機会がありましたが、どれもおどろおどろしい映像に内容。

あれ、どうも学生時代にイメージしていた作品と違う。一度読んで

みたいとと思いながら読む機会がありませんでした。

ところが先日図書館に行った時に偶然目に留まったのがこの作品

『江戸川乱歩短篇集』。 これなら読み易そうなので借りてみました。



ほとんどが大正時代の作品ですが、どれも読み応え充分。

純粋な推理系小説あり、かなりきわものの怪奇系小説ありと色々な

味わいを得ることができます。

推理系小説では 『屋根裏の散歩者』 あたりが面白かったですが、

もっともインパクトがあったのが 『人間椅子』。

人間が潜んでいる“椅子”を中心に話がすすんでいくのですが

よくこんなシチュエーションを考え、物語として完成させることできる

ものだと感心してしまいました。 とくに最後の “落ち” にはやられました。

またこの本の中にはなく、江戸川乱歩の代表作とされる 『芋虫』 というのも

読んでみましたが、 これがまたかなり怪奇系というか悪趣味というか

かなり際物というか。 常人では考えつかないストーリーです。

逃げ場のない究極の状態での人間の奥底に潜む愛憎と残虐性を

想像することすらためらうようなシチュエーションで描いています。

それに放送禁止用語が満載です。 参りました。

このような作品を創作できる作家 “江戸川乱歩”に脱帽です。

多くの作品を読んでいるわけではありませんが、この方の作品のテーマは

すべて “閉鎖性” にあるような気がします。

閉鎖によって生まれる人間の感覚。 かなり闇の世界です。



日本を代表する作家なので、一度は読んでみてはどうでしょうか。

ただしこの世界にどっぷり嵌るのはちょっと危険なような気がしますが。

江戸川乱歩