Archive for October of 2010

読書 『阪急電車』

October 12, 2010
毎度、職人さんドットコムです。

前回に続きまたまた和み系小説を読んでみました。

有川浩の人気小説 『阪急電車』 です。

阪急今津線を舞台に小さな子供から学生さん、ご年配の女性までの

幅広い登場人物がそれぞれのストーリーの中で絡み合い、人の温かみを

感じさせてくれるお話です。



舞台を阪急今津線としているところが良いですねー。

昔ながらの雰囲気をもった駅と最新の駅とがつながっていて、どの駅にも

共通している点が 『品が良い』 てところです。

和み系の小説の舞台にするにはピッタリです。

いろいろなタイプの登場人物が出てきますが、これまたどの人にも共通して

いるのが “気持ちの良いお節介” ができる人達だということです。

この “気持ちの良いお節介” が周りを温かくするんですね。



“こころにグッと来る”とか “感動した” と言うタイプの本ではないですが

こころを和ましてくれるのは間違いないです。

来年には映画化もされるそうです。

読書の秋におすすめの一冊ですね。


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読書 『風が強く吹いている』

October 01, 2010
毎度、建築・建設業・職人の求人情報サイト職人さんドットです。

ここのところ江戸川乱歩のちょっと異質な世界の小説に嵌っていたので

すこしまっとうな、清々しい感じの小説を読みたくなって、いまさらですが

三浦しをん氏の 『風が強く吹いている』 を読んでみました。



良い作品だということは以前より聞いてはいたのですが、スポーツ青春小説は

どれも似たり寄ったりのストーリーなのでいまひとつ手が出なかった。

映画でもさんざん観てきましたから。

さて実際にこの作品を読んでみると・・・、やはり同じ様な王道ストーリーだった。

しかーし、これが案外良いんですよ。



ケガや人間関係などで一戦から離脱してしまったエリート長距離ランナーふたりと

素人ランナー8人があの箱根駅伝を目指すと言うちょっと無理のある筋書き。

しかしその無理な筋書きがまた良い感じにまとまっています。

この本を読んでいると日本人がマラソンや駅伝が好きな理由がわかるような気がします。



『あらゆるスポーツで天分が必要とされるが、およそ長距離ほど、天分と努力の

天秤が、努力のほうに傾いている種目もないだろう。』



このあたりが日本人気質にあっているのでしょうね。

この作品すでに映画化されているようです。また時間があるときに見てみたいと思います。

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