Archive for December of 2010

読書  『変 身』

December 21, 2010
毎度、職人さんドットコムです。

久しぶりに東野圭吾作品を読みたくなって 『変 身』 を手にとってみました。

どこにでもいるような平凡な少年が突然事件に巻き込まれ、頭にケガを負ってしまう。

生き残るためには脳移植手術が。 その時偶然一致するするドナーが見つかり世界初の

脳移植手術が行われ成功する。

ごく平凡な青年は徐々に回復し、手術は成功したかと思われたが日に日に性格が凶暴化してくる。

そしてその平凡な青年は凶暴化していく自分を食い止めようと様々な試みをしてみるのだが・・・。



うーん、重い作品だ。

自分の性格が凶暴化していくのを平凡だった自分が冷静に観察し、そして凶暴化していく

自分がすべてを支配していくようになる。 自我が崩壊していく恐ろしさ。

そして最後に僅かに見えたような気がした解決方法は・・・。



この作品は映画になったそうですが、うまく映像化できたのでしょうか?

ネット上の評価はあまり良くなかったようですが。

推理的な部分は皆無ですが、東野圭吾作品としてお薦めできる本だと思います。

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読書 海堂 尊のバチスタシリーズ

December 14, 2010
毎度、職人さんドットコムです。

今更ながら海堂 尊氏の 『チーム・バチスタの栄光』 を読んでみました。

ベストセラーでドラマにもなっていたので読みたいと思ってましたが躊躇していました。

というのもこのシリーズは計5冊もだされており、いつものパターンなら1冊目が

面白ければ時間も忘れて一気に読んでしまいそうな気が。

果たしてその結果は・・・、予想が的中しました。 寝不足です。

『チーム・バチスタの栄光』、『ナイチンゲールの沈黙』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』

『イノセント・ゲリラの祝祭 』の4冊いっき読みです。



『チーム・バチスタの栄光』−−− ミステリー小説。

『ナイチンゲールの沈黙』−−− 小児医療を絡めた心温まる?内容。

『ジェネラル・ルージュの凱旋』−−− 医療の現場でのトラブルを浮き彫りに。
                       次回作への布石?

『イノセント・ゲリラの祝祭 』−−− 霞ヶ関を舞台に官僚との対決。総決算?



これらの4作品、それぞれに趣が違ってかなり楽しめました。

正直すべてがミステリーならお腹いっぱいで3冊目で飽きていたところでしょう。

このような今までにない作品を書く作家はどんな方だろうとネットで調べてみました。

作家であり医師でもある。外科医を経て病理専門医に。・・・うん?

確か作品の中に同じ様な経歴の人物がでてきていたような。

この作品は作者の実体験から書かれた作品だったんですね。 どうりでリアス過ぎる。



今年に入りすでに5冊目となる 『アリアドネの弾丸』 が出版されています。

図書館で借りようと予約を入れていますが、いまだに順番がきません。さすがに人気作品。

読むのが楽しみですが、ちょっと心配なところも。

医療を中心にした作品なので、さすがにそろそろネタ切れになるのではと。

そんな心配を吹き飛ばす作品を今後も期待します。

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読書 『フランクリン自伝』

December 10, 2010
毎度、職人さんドットコムです。

久しぶりに図書館で借りるのではなく、アマゾンで本を購入しました。

その本は 1797年に書かれた『フランクリン自伝』 。

アメリカ独立に多大な貢献をした政治家としてだけでなく、雷を伴う嵐のなか凧を揚げる

という実験を行い、雷が電気であることを示した科学者としても有名ですね。

いままでに様々なビジネス書や自己啓発本ではよく名前が出てきていたので

一度は読んでみたいと思っていました。



13の徳目(節制、沈黙、規律、決断、節約、勤勉、誠実、正義、中庸、清潔、

平静、純潔、謙譲)で有名ですが、改めて読んでみると・・・禅の教えと

ほぼ重なりますね。どこの国、いつの時代でも模範とするものは変わらないようです。

ところでこの “13” という数字、 どうも中途半端な感じがしませんか?

最初は “12” で考えていたようですが、最後の 「謙譲」 を追加したそうです。

理由はフランクリン自身が周りから威圧的で傲慢だと思われていると

忠告されたからだそうです。

人との関係を築くにはこの 「謙譲」 が特に大切だと書かれています。



内容についてはたいへん勉強になりよかったのですが、ちょっと読むのに疲れました。

というのも18世紀末に書かれた自伝なので当時の時代設定や常識などが

いまとはかなり違うところがあるので、なかなか頭でシチュエーションを想像するのが

難しい。もちろん速読は無理。じっくり読む必要があると思い今回は購入しました。

ビジネス書、自己啓発本をかなり読み込んだ方にはおすすめですが、ちょっと読んでみよう

という軽い気持ちならちょっと疲れるかも。

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