Archive for May of 2011

映画 『マイネーム・イズ・ハーン』

May 31, 2011
毎度、職人さんドットコムです。

先日わたしの中での今年度ベストムービー最有力候補となりそうな作品をみました。

題名は 『マイネーム・イズ・ハーン』 というインド映画です。

インド映画とはいってもこれまでの多くの作品にある突然のダンスシーンは一切なし。

舞台の大部分はアメリカなので、ハリウッド映画を観ているような感じです。

そのストーリーは・・・。




アスペルガー症候群を患い、イスラム教徒である主人公ハーンはインドで良き母に育てられた後

アメリカに移住。 そこでヒンドゥー教徒である美しいマンディラと出会いそして結婚。

夫婦とマンディラの子供とともに幸せな日々を送っていた時、ニューヨークで

あの9.11事件が発生。その日から夫婦の生活は一変、ついに不幸な事件が・・・。

どん底に落ちてしまった夫婦はこの事件をどう乗り越えるのか?

それは大統領に会ってある言葉を伝えること。 その言葉とは・・・。




内容的に 『フォレストガンプ』 とよく似ていますが、わたしはこちらの作品のほうが

好きです。 宗教、テロ、差別というかなり重いテーマですが、良き母が幼少のハーンに

教える言葉がすべてのベースとなっています。

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この世にいる人間は2種類だけ。

よいことをする良い人と、悪いことをする悪い人。

人間の違いはただそれだけ。

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上映時間は162分と長いですが、そんなことは全く気にならないほどのめり込んでしまいます。

なぜか日本の映画館で上映されなかったこの作品ですが、本当に良いです。

ぜひ腰を据えてじっくりと観てください!

原発問題について衝撃のニュースが!

May 27, 2011
毎度、職人さんドットコムです。

先日NHKから耳を疑うようなニュースを聞きました。

内容は以下の通り。


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全国で最も多くの原子力発電所が集中する福井県の若狭湾で、およそ400年前地震と

ともに波で家が流され、多数の死者が出たとみられる記述が、複数の文献に記されて

いることが分かりました。関西電力は、これまで津波による大きな被害の記録はないと

説明してきましたが、誤解を招くものだったとしたうえで、東日本大震災で想定外の

事態が起きたとして、当時、津波の被害があったのか、調査を検討するとしています。

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関西電力は歴史資料としては一級の文献にこの津波のことが書かれていたことが

昭和56年の時点で分かっていたにもかかわらず、信ぴょう性がないと社内で判断し

住民には津波の記録はないと説明してきたそうです。

信ぴょう性がない? 社内の判断???  



原子力発電所をつくるには活断層がないこと、また過去に地震などの大きな災害等が

ないなどの厳しい条件があるそうです。当然ですよね。

では今回ニュースになっている事実が表に出ていたら、当然原発建設は中止となって

いたでしょう。 ということは明らかに関西電力の意図的な隠ぺい?



このニュースはあまり大きく取り上げられていないようですが、これかなりやばいでしょ。

報道機関にもいろいろとしがらみがあるのかもしれないですが、もっと問題視して

報道してほしいですね。

映画 『阪急電車 片道15分の奇跡』

May 24, 2011
毎度、職人さんドットコムです。

先日映画 『阪急電車 片道15分の奇跡』 を観てきました。

いぜんこのブログでも書いたのですが原作本もすでに読んでおり

また内容もよかったので最初見に行くのを躊躇していました。

というのも原作本がよい場合、映画化でよくなることはほとんどなく

むしろ劣化してしまうことが多いからです。



ところがこの作品はネット上での評価もよかったので、原作のあの心地よさを

どこまで映像化できているかという興味で観たくなりました。

そして観た感想は・・・。



よかった―ですよー。 観終わった後こころがちょっとポカポカしたような気がしました。

原作にも劣らず、むしろ良い出来になっていたような気がします。

登場する8人それぞれの悩ましいエピソードがうまく絡み合い、最後はそれぞれが

それぞれを元気にしてくれます。 良い話てんこ盛りって感じです。

それに阪急電車というちょっと上品な感じもグッド! あれが阪神電車ではミスマッチになります。

ただひとつ気になったことがありましたが。



途中でうるさく下品なしゃべり方をするおばちゃん連中が登場します。

実際にそういうおばちゃんは阪神電車やJRには乗っていることがありますが、

阪急電車ではほとんど見かけたことがない。 少なくともわたしはまったくありません。

作中に出てくるうるさいおばちゃんをたしなめる上品なおばあさんはたくさんいそうですが。



心温まる作品です。ぜひ誰かと一緒に映画館で観てください。

きっと観終わった後にいろいろと話が弾むと思いますよ。

阪急電車

日本は原発問題のリスクを負えるのか!?

May 20, 2011
毎度、職人さんドットコムです。

前回原発問題を取り上げましたが、今回ももう少し。

あたらしい技術や発明にはリスクがつきもの。

ある本に考えさせられる文章がありました。

『発明、発見はその時代の常識やルールを打ち破ることにより見出すことができる。

しかし常識やルールを破るには大きなリスクを負う。発明、発見を目指すものは

そのリスクにたいして責任を持たなければならない。』



日本の原発推進派の人たちはこのリスクを負うという責任をはたして全うする覚悟、

また日本国民がその覚悟があると考えているのでしょうか? 

水力、火力などはコストや環境などの問題、リスクはありますがこれらの責任は

他国に迷惑をかけることなく日本国内で解決することができるでしょう。

しかし原子力は・・・。

今回の原発問題で分かったことは、国内で問題解決するのは不可能であるということ。

放射能で汚染された水を海に放出するなど近隣国、そして地球全体に対して責任を

負わなければならない。

原発推進派は発電コストが安いことを強く主張する。

しかしもしものことが起きた時の費用は想像を超えるものになる。

事実今回どの程度の費用がかかるのか現時点では全く分からない。



現時点で原子力発電をストップすることは難しいでしょう。

政府は原子力発電を使っていくことによるリスク、問題点を日本国民に分かりやすく

そして嘘偽りない情報を開示することが必要です。

今回問題がおこったのは軽水炉。 これが高速増殖炉だったらどんな責任を負っていたのか。

想像するだけで恐ろしくなります。世界各国が実用化に向けて技術開発している高速増殖炉。

しかしいまだに成功していません。

全世界に対して日本という国がはたしてそのリスクを負うことができるのか。

もっともっと日本国内で議論が必要ですね。

読書 『天空の蜂』

May 17, 2011
毎度、職人さんドットコムです。

ここのところ毎日、東日本大震災でおこった原発問題について報道されています。

この原発問題を絡めた長編サスペンス小説を東野圭吾氏が書いています。

作品名は 『天空の蜂』 。



テロリストが最新の大型ヘリコプターを奪い、遠隔操作によって敦賀の原子力発電所

上空にホバリングさせる。そしてテロリストがある要求をする。その内容とは・・・

『日本にあるすべての原発を今すぐストップすること』。

そして日本政府はどのような対応をするのか。そして国民の反応は・・・。



この小説では原発問題を原発のある地元の人たち、そして直接的な利害関係者だけでなく

電力を使っている間接的な関係者、つまり日本国民にその問題の重要性を問いかけています。

これは今回東日本大震災により、原発問題をより身近に感じるようになったこととよく似ています。

原発問題を意識させる理由がテロなのか天災なのかその違いだけです。



小説の後半では原発問題がある少年の死をひきおこします。 その死を調べていくうちに

少しずつ分かっていくことが。 原発に賛成する人、反対する人それぞれが傷つき苦しんでいることを。

そして原発問題におけるもっとも大きな問題、それは・・・『沈黙する群衆』。

原子力によってつくられる電力を使っているにもかかわらず、原子力におけるリスクに無関心であり

問題意識をもっていない日本国民。この人たちがまさに 『沈黙する群衆』 。



本当によくできた小説です。原子力のリスクを飛行機にたとえて説明しているくだりがある

のですがこれが本当にわかりやすい。

長編なのでかなり時間がかかるかもしれませんが、原発問題が取り上げられている今こそ

読んでおくべき作品だと思います。

住宅エコポイントの期間短縮

May 13, 2011
毎度、職人さんドットコムです。

本日国土交通省より住宅エコポイントの対象期間短縮が発表されました。

内容は当初の想定を大きく上回る申請があり、ポイントが発行される

工事の対象期間が5ヵ月間短縮され、平成23年7月31日着工分までと

なるそうです。



今回の発表に対しての前ふりが全くなかったのには驚きました。

景気対策として行われており、効果もそれなりに上がっていたようなので

建設関係者の多くが、予定通り今年いっぱいまでは行われるだろうと思っていた

のではないでしょうか。すでにリフォーム工事を予定していた方なら着工日を

前倒しにすることは可能でしょうが、新築を考えている方なら残り2か月ちょっと

となると日程を前倒しにするのはかなり厳しいでしょう。 もう少し余裕をもって

発表してもらいたかったところです。



まあ今回の期間短縮は予算オーバーになったという理由よりもおそらく

東日本大震災復興のための財源確保が大きな理由でしょうね。

このあたりのことは誰もが納得できるところでしょう。



本当に今回の東日本大震災の影響は大きいですねー。

子ども手当、高速道路無料化の見直しなど民主党の主としていた政策が

ことごとくストップ。 いろいろと国民の支出は増えそうです。

しかしこの支出によって震災復興が少しでも早く行われるなら

誰も文句をいわない、むしろ前向きに協力していくでしょう。

3階級制覇王者とは?

May 10, 2011
毎度、職人さんドットコムです。

先日たまたまテレビをみると亀田興毅選手のバンタム級タイトルマッチが

放送されていました。

日本で行われるタイトルマッチならほとんど見ているのですがどうも

亀田兄弟の試合は見る気がしないので予定すら知りませんでした。




今回試合をみて思ったことを少々。

まずはボクシンググローブの大きさ。

映像を見た瞬間すぐに違和感を感じました。黒グローブの興毅選手と

白グローブの対戦者。あきらかに対戦者のほうが大きい。

色の違いから白が大きく見えるとかいう微妙なものではない。

これまでにたくさんの試合を見てきましたが、見た瞬間にボクシンググローブに

目がいったのは初めてです。ボクシングファンならすぐに気づくでしょう。




次に興毅選手のオープンブローパンチ。

左フック、とくにショートの左フック連打はほとんどオープンブロー。

当たっているようにみえてもほとんど効いていない。

オープンブローのパンチがどれだけ効かないかはサンドバックを叩けばわかります。

サンドバックの打ち方は、サンドバックの中心に対して拳を直角に当てる、つまり

拳を入れたパンチでないと手首をひねったり、拳を痛めてしまいます。

オープンブローのパンチではサンドバックすら満足に打てません。




興毅選手はいま国内史上初、3階級制覇王者だそうです。

3階級制覇王者がオープンブロー? ありえない!

世界の3階級制覇王者の中には、アレクシス・アルゲリョやウィルフレッド・ゴメス

セサール・チャベス、フェリックス・トリニダートにエリック・モラレスと

名選手がずらりと名を連ねています。

この中に亀田興毅選手の名が・・・。 ありえない・・・。

さらに報道では4階級制覇を狙っているとか。

4階級制覇といえば、ロベルト・デュランやロイ・ジョーンズ・ジュニアと

名を連ねることに・・・。 ありえない・・・。



亀田興毅選手のボクシングについてはいろいろと悪い評判が立っています。

ただしこれは国内でのこと。世界にはまだこの評判は流れていません。

しかし3階級制覇王者という肩書、記録が今後残るとすると否が応でも

この評判が世界に発信されます。はたしてこのことが日本ボクシング界にとって

良いことなんでしょうか? ボクシングファンとしては悲しい。



ではこの懸念を払拭するにはどうすればよいのか?

それは亀田興毅選手が3階級制覇王者という肩書に負けないような技術と人格を

そなえれば解決します。

まだ若い。いまからでも遅くはない!? 苦労を乗り越え技術と人格を磨くのだー!

職人さんのジレンマ

May 06, 2011
毎度、職人さんドットコムです!

東日本大震災の被災地では徐々にですが復興に向けて動いているようです。

阪神大震災でもそうでしたが、まず主要道路ができ、次にライフライン。

そして仮設住宅の建設が本格的になるあたりから建設、土木関係者は一気に

忙しくなります。正直猫の手も借りたい状態に。

とくに腕の良い職人さんは全く足りなくなります。

そのため全国各地から各職種の職人さんたちが集まってきます。



先日ある職人さんが事務所にこられていろいろとお話をしていました。

今のこの不況では思うような仕事量がなく休む日が多くなっている。また仕事の

単価もかなり下がっておりこの先が不安だと。

そこでひとつの選択肢として東日本大震災の被災地へ行くのはどうなのかと話を

してみたところ悩ましい答えが返ってきました。



被災地へ行って仕事をしたいのはやまやまだが実際にここを離れることはできない。

というのもただでさえ仕事が減っている現在、長期間ここを離れてしまうと

いま持っている得意先さえ失いかねない。 そうなればもう地元では建設の仕事を

することができないだろう。



阪神大震災当時多くの職人さんが来られていましたが、確かにメーカー関係から派遣された

方がほとんどだったような気がします。 そういう人たちなら地元に戻ってもメーカーが

責任をもって仕事をだしてくれるでしょう。



今後復興のために建設、土木に関する予算が多く出されるでしょう。それは当然だとは

思いますが、その分地方の予算は削られる。

建設、土木関係者にとっては悩ましい問題です。

姫路 『太陽公園』

May 03, 2011
毎度、職人さんドットコムです。

前回は姫路城について書きましたが、今回はその帰りに寄ったテーマパーク“太陽公園”

について書いてみたいとおもいます。




『石の文化と歴史 世界の石の文化を終結!世界旅行へのお誘い 太陽公園』

姫路の書写山近くの山頂に突然あらわれるシンデレラ城?

これはドイツにあるノイシュバンシュタインを実物大に模した“白鳥城”だそうです。

中に入ってみるとトリックアートに関する絵や展示物が城内の部屋にこれでもかと展示

されています。 正直最後は気分が悪くなってきました。

しかしこの豪華なお城でなぜこのような展示がされているのか???




“太陽公園” にはこの“城のエリア”のほかに “石のエリア” というところがあり

これまた ??? がいっぱいでした。

入り口には石でできた兵馬俑が数体。 あれ、兵馬俑って石でできてた?

石の文化と歴史を紹介するということですが園内にはところせましと石でできた

建造物から石像、なんと石でできたお金(石貨)まで。すべて模造品です。

ピラミッドから万里の長城、マーライオンからモアイ像、マチュピチュのミニチュアなど

すべてのものがいろいろな意味で私の想像を超えていましたが、とくに

秦の始皇帝陵の兵馬俑坑を模倣したものには驚かされました。

かなりひろい建物のなかにこれでもかと兵馬俑がならんでいます。

建物内は薄暗く人も全くいない。恐ろしいほどの静けさ。

この日はゴールデンウィーク中ですよ。なんのためにこんなものを作ったの? 



どうもこのテーマパークは障害者の自立支援を目指した福祉施設としての

目的も兼ねているそうなんです。

しかしここでまた疑問が? どうも従業員の中に障害者の方が少なかったような。

自立支援なら雇用確保として多くの方がお勤めしていても不思議ではないのですが。

ほとんど見かけることがありませんでした。

それに多くの施設にバリアフリーがなされていなかったような。

とくに“石のエリア” を障害者の方が見学するのはほとんど不可能かと思います。

悪路と坂道ばかりでかなりきついです。



今回“太陽公園”を訪れてふと思い出したのがバブルの頃、全国各地につくられた

テーマパークです。 とくに各地域で立身出世をはたした人たちが有り余った

お金で宗教をからめたようなあやしい建造物を造っていたのを思い出しました。

“太陽公園” もまさにこの部類に入るのではないでしょうか。

宗教と立身出世、この辺りを知りたい方は“太陽公園” へ。

あまりお勧めはできませんが。

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