Archive for January of 2012

映画  『人生、ここにあり!』

January 24, 2012
毎度、職人さんドットコムです。

今回は先日、神戸の新開地にある小さな映画館で観た、とてもこころ温まる作品

『人生、ここにあり!』 をご紹介します。



1983年のイタリアで新しく制定されたパザリア法により、精神病院が閉鎖され

行き場を失った元患者たちは、病院付属の協同組合に集められ慈善事業という名目の

単純作業をしながら無気力な日々を送っていました。

そこに労働組合の活動にあまりにも熱を入れすぎた主人公が、左遷扱いとなって

この協同組合の責任者となってやってきます。

はたしてこの協同組合はこれからどうなっていくのか・・・。



日本では 『人生、ここにあり!』 というタイトルですが、原題の直訳は

『やればできるさ!』。

この映画の内容はまさにこの 『やればできるさ!』 を実感させてくれます。

コメディータッチで楽しいことから苦しく、そして悲しいことまで。

さらにここにイタリアならではの “情熱” をスパイスし、なかなか触れにくい

恋と性をうまく絡めて描いています。



もう上映している映画館も少なくなっているので、今後DVDでしか観れない

かもしれませんが、ぜひ時間を作ってみてほしい作品です。

きっとこころが “ほっこり” しますよ。


予告





問題 : 4:00頃の暗い雰囲気が、5:40には有頂天に。 それはなぜでしょうか?




映画 『切 腹』

January 10, 2012
毎度、職人さんドットコムです。

新年早々にすばらしい邦画を観ましたのでそのご紹介を。

その映画は昭和37年に公開された 『切 腹』 です。



もともとは昨年末に公開されていた海老蔵主演の映画 『一 命』 に興味があり

観に行こうと思っていましたが、どうも評判が悪い。

ところがそのオリジナル作品の 『切 腹』 の評価はかなり高い。

どうせ観るなら評判の良い方で、と白黒で映像的にはかなり観にくかったのですが

レンタルして自宅で観てみました。



いやー、素晴らしい! 邦画でこれほどの重厚な作品を観たことがありません。

主演の仲代達也はじめ三國連太郎、丹波哲郎、それに岩下志麻と錚々たる顔ぶれ。

さらにカメラアングル、音楽、そしてなんといっても脚本が素晴らしい!

最後までグイグイと引き込まれていきました。



これまでの時代劇では “武士道” とはなんぞや? 忠義とはなんぞや?

ということに重きを置いた作品が多かったのですが、この作品のメインテーマは

“武士の面目” とはなんぞや?



かなり重い作品ですが、ぜひ腰を据えて観ていただきたい作品です。

海老蔵主演の 『一 命』 も観てみたいところですが、いまはまだ 『切 腹』 の余韻が

残っているところなので、レンタルが出てからにしようと思います。