読書 『かもめが翔んだ日』

April 06, 2010
毎度、建築・建設業・職人の求人情報サイト職人さんドットです。

ここ最近図書館に足を運ぶ事が多くなってきました。

そこで目に留まったのがこの本 『かもめが翔んだ日』 です。



皆さんは “リクルート事件” を覚えているでしょうか?

80年代後半、政財界に大きな影響をあたえた贈収賄事件です。

その贈賄側になったのが、リクルート創業者でもある江副 浩正氏です。

この本 『かもめが翔んだ日』 は江副 浩正氏がどのようにリクルートを創業し

いかにして日本トップ企業にまで発展させたか。そしてどのような苦渋の思いでダイエーに

株式を譲渡したかまでを、心の葛藤や周りとの軋轢など、当時では語ることのできなかった

ことが詳しく書かれています。



江副氏は東京大学を卒業後、すぐにリクルートを起業。

企業への営業周りを繰り返し、当時はまだなかった就職情報誌を立ち上げます。

それからは毎年増収増益。 フロムエー、とらばーゆ、住宅情報、エイビーロード、

カーセンサーなどつぎつぎと情報誌を創刊し、成功を収める。

これだけをしていればいまでも高収益をあげる、超優良企業の創業者としてカリスマに

なっていかもしれません。

つまずきは不動産会社、リクルートコスモスを立ち上げてからです。

不動産業界ではよりよい条件で不動産を取得、建物を建設する必要があります。

そのためにはどうしても規制や利権などが絡んできます。そこでより有利な条件を得るため

贈収賄などの事件がおこってしまう。 その典型がこのリクルート事件です。



この本ではリクルート事件にはほとんどふれていません。そのため起業家としての自分自身を

振り返った内容となっています。

読んでいると、江副氏がほんとうにがむしゃらに走ってきたのがわかります。

ただし後半、ダイエーへの株式譲渡までのくだりはちょっと悲しくなってきますね。

いまでも優良企業であるリクルート。その創業者である江副 浩正氏を起業家としてより高い

評価をするべきかもしれません。

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