読書 『13階段』

December 02, 2008
毎度、建築・建設業・職人の求人情報サイト職人さんドットです。

先日『容疑者Xの献身』を読んでから、どうもミステリー小説に

嵌ってしまったようです。

いつか時間ができれば読もうと思って買っていた高野 和明作

『13階段』をまた一気に読んでしまいました。

この作品も以前に映画化され、かなり話題になった作品です。

内容は記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らそうと、様々な立場の人達が

捜査を始めます。唯一の手がかりは僅かだけよみがえった記憶『階段』のみ。

そして死刑執行までの、残り少ない時間との勝負。

はたして冤罪は証明されるか・・・。

かなり面白かったです。読み始めたら止まりません。

ストーリー的な面白さもありますが、やはりこの作品のテーマである

『死刑制度』についての考察がこの作品を名作にしているようです。

たしか高校時代に『死刑制度』は必要かという授業を受けた記憶があります。

そのときの多くの意見が『必要である』だったように思います。

それは凶悪犯罪に対する『抑止力』として。



想像を絶する苦痛を味わって死んでいった被害者。残されたその被害者の

家族はどのような思いでしょう。正直復讐を考えないはずはない。

そして復讐として加害者を手にかけてしまう。ところが次にその加害者の家族が

その復讐者を憎み、またしても手にかけてしまう。

『復讐の連鎖』です。

ではこの『復讐の連鎖』をどのようにして止めるか。



この作品の一文です。

“復讐が復讐を呼び、際限のない報復が始まってしまう・・・、それを避ける為に

誰かがやらなければならないのです。”

その誰かが・・・そう『死刑制度』なんです。

『死刑制度』が必要かどうかの議論はこれからも続くでしょう。

難しい問題です。

13階段

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